結論:フォルダ名を全部日本語にしたら、AIに「これは何のフォルダ?」と説明する手間が消えた。
- 英語名フォルダだと、AIにも自分にも用途が伝わらない
- 日本語名にしただけで、検索・指示・保守の3つが楽になった
- 例外は Python モジュールと標準設定ファイルだけでいい
この記事は、AIに作業を頼むことが多い非エンジニア向けです。「フォルダの中身を毎回説明している」気がする人に、命名規則を変えるだけの解決策を紹介します。
フォルダ名って英語にしたほうがプロっぽくない?
プロっぽさより「伝わるかどうか」が大事です。日本語フォルダ名にしてから、AIへの指示コストが半分になりました。
元の悩み:英語名フォルダ地獄
最初の頃、私のフォルダはこんな感じでした。
youtube_research/
amazon_honten_hunter/
chiisana_bouken/
short_video_maker/
英語にしたのは「なんとなくカッコいいから」でした。
問題は3ヶ月後でした。自分でも何のフォルダか思い出せない。
amazon_honten_hunter を見て「何のフォルダだっけ?」と中身を開いて確認する、を毎回やっていました。
AIに作業を頼むときも、毎回こう説明していました。
このフォルダは Amazon の本体(出品者)から商品を仕入れるためのリサーチツールで…
このフォルダ説明が、1回のセッションで何度も発生していました。説明コストが積もっていたのです。
日本語名に切り替えた効果
ある日、思い切ってフォルダ名を日本語に変えました。
YouTube動画リサーチ/
本体刈り取りリサーチツール/
ちいさな冒険ゲーム/
ショート動画作成ツール/
3つの変化が起きました。
例外:英語のまま維持するもの
ただし、全部を日本語にできるわけではありません。英語のまま維持すべき例外があります。
| ファイル種類 | 例 | 理由 |
|---|---|---|
| Pythonモジュール | main.py, config.py |
import で参照されるため日本語化不可 |
| 標準設定ファイル | requirements.txt, README.md, .env, package.json |
ツールが英語名を前提に動く |
| パッケージ管理 | package-lock.json, node_modules/ |
自動生成されるので変更不可 |
例外の扱い:親フォルダを日本語にして補う
ファイル自体は英語のままでも、親フォルダ名を日本語にすれば用途は伝わります。
例:
- 親フォルダ:本体刈り取りリサーチツール/
- 中身:main.py, config.py, requirements.txt
これで「英語ファイルだけど、用途は一目瞭然」が成立します。
命名の Before / After
仕事でよくある場面を、Before/Afterで並べてみます。
:::compare
Before: youtube_research/
After: YouTube動画リサーチ/
:::
:::compare
Before: expense_tracker_v2/
After: 家計簿アプリ_v2/
:::
:::compare
Before: client_proposal_2024/
After: 提案書_クライアントA_2024/
:::
:::compare
Before: pdf_merge_tool/
After: PDF結合ツール/
:::
書き換えた瞬間、用途が「説明なしで伝わる状態」に変わります。
デメリットと対策
正直に書くと、デメリットもあります。
デメリット3つ
- コマンドラインで打ちにくい:IMEで日本語入力するのが面倒な瞬間がある
- シェルでパスにスペースや日本語が混じると扱いに注意が要る:クォートで囲む必要がある
- OSS化するときは英語に戻す必要がある:海外開発者向けには非対応
対策はシンプルです。
| デメリット | 対策 |
|---|---|
| 入力が面倒 | タブ補完を使う/よく使うフォルダはエイリアス登録 |
| シェルで扱いにくい | パスは "日本語フォルダ名" のようにダブルクォートで囲む |
| OSS化 | リポジトリは英語名・ローカルフォルダは日本語名、と使い分ける |
私の場合、個人開発でローカルでしか使わないものは日本語、GitHubで公開するリポジトリは英語、という分け方で運用しています。
学んだ3つのこと
- 命名は「自分のため」より「未来の自分とAIのため」:3ヶ月後の自分は他人です。説明なしで分かる名前が正解です
- 英語名はカッコいいが、伝わらないことが多い:プロっぽさより、伝わるかどうかを優先する
- 例外を割り切れば、ほぼ全部日本語化できる:Pythonモジュールと標準設定だけ英語、あとは日本語でいい
今後
次は「ファイル名の命名規則」も日本語化したいと思っています。今は YouTube動画リサーチ.html のように、トップレベルのファイルだけ日本語にしています。中身のファイルまで日本語化すべきか、まだ判断していません。
最後に:自分の思い
私は最初、フォルダ名を英語にすることが「プロっぽい」と思っていました。GitHubで見るリポジトリは全部英語名だったからです。
でも気づきました。GitHubで公開するものと、自分の手元で使うものは別物です。手元で使うフォルダは、自分が一番分かる名前で良いのです。
非エンジニアが英語名を使う理由は、たぶんほとんどありません。「カッコよく見える」だけで、実利は何もない。
道具に振り回されるのをやめて、自分に合った命名にすると、毎日が少しラクになります。
伝えたいことは1つだけ。
フォルダ名は日本語でいい。AIへの説明コストも、未来の自分への引き継ぎコストも、それだけで激減します。
この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。
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