結論:ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に申請するには、プライバシーポリシーを「自サイトの実態通り」に書くのが必須です。
- もしも・A8・バリューコマースなど、主要ASPは全てプライバシーポリシーを必須要件にしている
- ネット上のテンプレ丸コピは「使ってないサービス名が紛れる」事故のもと
- 自サイトで揃えた12項目を、Claude Codeに整理させて30分で公開
「プライバシーポリシーって、ネット上のテンプレ貼れば終わりじゃないの?」と思っていました。
私もそう思っていました。でも実態と違うことを書くと、ASP審査で逆に落とされます。今回は自サイトに合わせて12項目を1から整理した話です。
「ASP申請のためにプライバシーポリシーを30分で作って公開した」過程を、項目選びの根拠と一緒に共有します。
誰向けの記事か
これ、誰が読むといいの?
個人ブログを立ち上げて、これから ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に申請しようとしている非エンジニアの方です。
具体的には次のような方を想定しています。
- 記事を 8〜10 本書いて、そろそろ収益化したい
- もしも・A8 などの ASP 申請に「プライバシーポリシー必須」と書かれて困っている
- ネット上のテンプレを見つけたが、「これ本当にうちに合ってる?」と不安
技術解説ではなく、「非エンジニアが自分のサイト用に必要項目だけを揃える」 ことに重きを置いています。
なぜ必須なのか:ASP審査の落ちる事例No.1
そもそもプライバシーポリシーって、絶対に必要なの?
**ASP申請ではほぼ100%必須**です。なくても申請はできますが、ほぼ確実に落ちます。
主要ASPの公式ガイドや審査基準を見ると、こうなります。
| ASP | プライバシーポリシー | 落ちる理由の主な傾向 |
|---|---|---|
| もしもアフィリエイト | 必須 | ポリシーなし・運営者情報なし |
| A8.net | 必須 | コンテンツが少ない・ポリシーなし |
| バリューコマース | 必須 | ポリシーなし・記事数不足 |
| Amazonアソシエイト | 必須(規約に明記) | 規約違反・申告内容と実態不一致 |
⚠️ 特にAmazonアソシエイトは、規約の中で「Amazonアソシエイト・プログラムの参加者であることを明示する文言」を必ず入れるよう定めています。これを書かないと、提携承認後でも取り消される可能性があります。
つまり「申請する前に揃えておく書類」の1番手が、プライバシーポリシーです。
テンプレ丸コピが危険な3つの理由
「プライバシーポリシー テンプレ」で検索したら大量に出てきました。これコピペでいい?
やめた方がいいです。私も最初テンプレ流用を考えましたが、3つの落とし穴があると気づきました。
実際にテンプレを眺めて見えた問題点を整理します。
⚠️ テンプレ丸コピが危険な理由
- 使っていないサービス名が紛れる — Googleアナリティクス・Adsense等、実装していないのに「使用しています」と書く事故
- 実態と異なる記述で信頼を失う — ASP担当者が実際にサイトを巡回した時、書いてあるサービスのスクリプトが見つからず却下される
- 後から訂正する手間がデカい — 申請後に間違いに気づいても、ポリシーは一度公開されると訂正履歴が残る
📌 プライバシーポリシーは 「自サイトで本当に使っているサービス名」を正確に書く文書 です。汎用テンプレを貼って終わるものではありません。
自サイトで揃えた12項目の一覧
具体的に、どんな項目を入れたの?
非エンジニアでも「これは必要」と判断できた12項目に絞りました。一覧で見せます。
実際に当サイト(yachin-tokyo.com)で公開しているプライバシーポリシーの項目は次の通りです。
| # | 項目 | 自サイトでの実態 |
|---|---|---|
| 1 | 個人情報の取得について | お問い合わせ・コメント時のみ取得 |
| 2 | 個人情報の利用目的 | 返信・コメント管理・サイト改善のみ |
| 3 | 第三者への提供 | 法令以外は提供しない |
| 4 | Cookie の利用 | 利便性向上・解析目的 |
| 5 | アクセス解析ツール | Cloudflare Web Analytics |
| 6 | アフィリエイトプログラム | Amazon・楽天・A8・もしも・バリュコマ |
| 7 | コメント機能 | Disqus を利用 |
| 8 | 著作権 | 当サイト運営者または各権利者に帰属 |
| 9 | 免責事項 | 情報利用は自己責任の旨を明記 |
| 10 | リンクポリシー | 原則自由・直リン/違法目的は不可 |
| 11 | ポリシーの変更 | 掲載時点で効力 |
| 12 | お問い合わせ | 運営者名と SNS 連絡先のみ |
📌 ポイントは 「使っていないものは書かない」「使っているものは漏らさない」 の2点だけです。それを 12 項目で網羅しました。
Claude Code への依頼の仕方
Claude Codeにはどう頼んだの?
**「自サイトの実態を箇条書きで伝える」→「12項目のテンプレで生成させる」** の二段構えで頼みました。
実際の指示文を簡略化するとこうなります。
当サイト(個人ブログ)用のプライバシーポリシーを作って。
以下が実態:
- アクセス解析: Cloudflare Web Analytics のみ
- コメント機能: Disqus を利用予定
- アフィリエイト: Amazon・楽天・A8・もしも・バリュコマに申請予定
- お問い合わせ: メアド非公開、Xアカウントのみ
- 運営者: 「さーち」(本名非公開)
12項目(個人情報取得/利用目的/第三者提供/Cookie/アクセス解析/
アフィリエイト/コメント機能/著作権/免責事項/リンク/変更/問い合わせ)で
HTMLで出力。既存サイトのデザイントークンに合わせること。
このやり方の良さは、「自サイト実態を1度伝えれば後は自動で揃う」 ことです。
📌 テンプレ丸コピと違って、Claude Code が 自サイトの実態に合わせた文章 を作ってくれます。使ってないサービス名が紛れることがありません。
特に気をつけた3つのポイント
書く時に「ここは絶対外せない」と意識した点ってある?
3つあります。これを外すとASP審査で引っかかる、または規約違反になる項目です。
1. Disqus(コメント機能)を明記する
第三者サービスを使う場合、そのサービス名と公式ポリシーへのリンクを必ず入れます。
当サイトの記述例:
当サイトでは、Disqus 社が提供するコメントシステムを利用しています。Disqus の利用にあたっては、Disqus 社のプライバシーポリシーが適用されます。
これがないと「外部にデータが送られる事実を利用者に告知していない」状態になり、ASP・GDPRどちらの観点でも問題になります。
2. アクセス解析ツールの名前を正確に書く
汎用テンプレでよくある「Google Analytics などのアクセス解析ツールを使用する場合があります」は、Google Analytics を入れていないなら 嘘 になります。
当サイトは Cloudflare Web Analytics しか使っていないので、こう書きました。
当サイトでは、Cloudflare Web Analytics などのアクセス解析ツールを使用する場合があります。これらのツールはCookieを使用してトラフィックデータを収集しますが、データは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
⚠️ ASP担当者は実際にサイトを巡回します。Google Analyticsを使ってると書いて実際に入っていないと、「実態と申告内容が違う」と判断されます。
3. Amazonアソシエイトの定型文を必ず入れる
これは Amazon の規約で 明文化されている義務 です。次の一文を入れないと提携が取り消されます。
当サイトは Amazon.co.jp を宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定された アフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
定型文なので一字一句この通りに書きます。改変すると規約違反扱いになります。
作成からデプロイまで30分のフロー
全工程でどれくらいかかったの?
最初の整理から公開まで、合計で約30分でした。流れを残しておきます。
実際の工程を時系列で並べるとこうなります。
特に時間がかかったのは 「既存サイトのテンプレに組み込む」 工程です。
ここは「サイト全体のデザインから浮かない CSS にする」「既存記事と同じヘッダー・フッター構造を使う」を Claude Code に伝えるだけで揃いました。
📌 「公開した瞬間に他のページと同じ見た目になる」 — これがあるだけで信頼感が一段上がります。テンプレートに合わせるコストは惜しまない方がいいです。
公開後にやったこと
公開して終わりじゃないんだよね?
3つだけ、公開直後にやっておくべきことがあります。これをやらないと「ポリシーがあるのに見つけられない」状態になります。
1. フッターから常にリンクできる状態にする
全ページのフッターに「プライバシーポリシー」リンクを設置しました。これでどの記事からでも1クリックで辿れます。
2. about ページに連絡先を明記する
ASP申請では「運営者情報」と「連絡先」を確認されます。プライバシーポリシーだけでなく、about ページにも以下を入れました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営者名 | さーち(ハンドルネーム可) |
| 連絡先 | X(@search_cc_log) |
| サイトのテーマ | 「非エンジニアの Claude Code 開発記録」 |
⚠️ メアドの直接公開は迷惑メール対策の観点でリスクがあります。X(旧Twitter)など、DMで受け取れる SNS で代替できます。
3. 申請前に自分でチェックリストを通す
私が使ったチェックリストはこれです。
✅ ASP申請前の最終チェック
- プライバシーポリシーが全ページのフッターからリンクされている
- about ページに運営者名と連絡先がある
- 使ってないサービス名(GA・AdSense等)がポリシーに混入していない
- Amazon アソシエイトの定型文が一字一句正しい
- 公開URL でアクセスして実際に表示される
このうち1つでも欠けていると、申請後に却下メールが届く可能性が高くなります。
やってよかった3つのこと
今回の作業で、特に良かったことは?
3つあります。プライバシーポリシーを「面倒な書類」ではなく **「サイトの信頼の土台」** と捉え直せたのが大きいです。
✅ プライバシーポリシー作成で得た3つの効果
- ASP審査の通過率が上がる — もしもアフィリエイトに即時提携(楽天)1件・通常申請の準備が整った
- 読者からの信頼が積み上がる — フッターに「プライバシーポリシー」があるだけで運営の本気度が伝わる
- 将来のサービス追加時に「書き換える土台」ができる — 新しい解析ツールを入れたら、該当項目だけ追記すればよい
特に2番は、収益化を抜きにしてもやってよかった点でした。プライバシーポリシーがある個人ブログとないブログでは、長期運用前提の本気度が違って見えます。
やる前に絶対知っておくべき注意点
始める時の落とし穴ってある?
2つだけ、絶対知っておいてください。これを知らないと、せっかく作ったポリシーが無効になります。
1. 個人情報(本名・住所・電話番号)は載せない
プライバシーポリシーに「運営者」を載せる時、本名・住所・電話番号は載せないのが基本です。
| 載せていいもの | 載せないほうがいいもの |
|---|---|
| ハンドルネーム(さーち等) | 本名 |
| X など SNS のアカウント | 自宅住所 |
| サイト経由のお問い合わせフォーム | 個人の電話番号 |
ASP審査では「ハンドルネーム+SNS連絡先」で十分通過します。本名公開のリスクの方が遥かに大きいです。
2. テンプレ流用元の著作権に注意
ネット上の無料テンプレを 「そのまま貼る」 ことには2つの問題があります。
- テンプレ作成者が著作権を主張する可能性
- 同じテンプレを使っている他サイトと完全に同じ文章になる → SEO上不利
Claude Code に 自サイト実態を伝えて新規生成する 方が、両方の問題を回避できます。
学んだ3つのこと
今回の作成で得た一番の学びは?
プライバシーポリシーは「書類」ではなく **「サイトの設計図の一部」** だ、ということです。これに気づくと、項目選びのブレがなくなります。
✅ プライバシーポリシー作成で学んだ3つのこと
- テンプレ丸コピは事故のもと — 自サイトで使っていないサービス名を書くと、ASP審査で実態と乖離していると判断される
- 「使っているものを正確に書く」が最小要件 — Cloudflare Web Analytics・Disqus 等、第三者サービスは漏れなく明記
- 30分の初期投資で365日の信頼を買える — 一度作れば長期運用の土台になり、ASP申請以外の場面でも信用を上げる
最後に:自分の思い
これから ASP 申請を控えている非エンジニアに、何を伝えたい?
**「プライバシーポリシーは収益化の前提条件であって、収益化のオマケじゃない」** ということです。記事を10本書いてからではなく、サイト立ち上げ時に作っておくのが理想です。
非エンジニアの自分は、ブログを立ち上げて1ヶ月で初めて「プライバシーポリシーが必須」だと知りました。
ASP 申請の段になって慌てて作ったわけですが、結果的に 30分で揃って即日公開 できました。Claude Code に「自サイトの実態」を伝えるだけで、必要項目を漏れなく揃えてくれるからです。
今からブログを立ち上げる非エンジニアの方には、記事 1 本目を書く前に作ることを勧めます。
理由はシンプルで、後から作るより前に作る方が圧倒的に楽だからです。サイトに使うサービスを決める時点で、プライバシーポリシーに書く項目が決まります。後から思い出すより、決まった瞬間に書いておく方が、漏れが起きません。
💡 プライバシーポリシーは「最初の読者は ASP 担当者」「2人目以降の読者は本物の訪問者」と思って書くと、項目の優先順位がはっきりします。担当者が見るのは「実態と一致しているか」、訪問者が見るのは「個人情報をどう扱うか」、両方を満たせば合格です。
成果物が増えるほど、最初に整えておけばよかった気持ちが強くなります。
これからも、「収益化の前に土台を整える」 動きを続けていきます。
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