結論:Claudeに「これはやらないで」を一度伝えれば、次回から自動で守ってくれる。同じ指摘を毎日繰り返さなくていい。
- 「フィードバック記憶」を使えば、AIへの指摘が1回で済む
- 1ヶ月で登録した「禁止事項」は19件
- 書き方は「ルール+なぜ+いつ使うか」の3点セット
この記事は、Claudeに同じ指摘を毎日繰り返している人向けです。「番号で出して」「1つずつ聞いて」を毎回伝えるのが面倒な人に、解決策を紹介します。
Claudeに何度も同じこと言ってない?「番号で出して」「1問ずつ聞いて」って…
それ、Claudeに「覚えさせる」仕組みがあります。フィードバック記憶を使えば、二度と同じ指摘は要りません。
フィードバック記憶とは
Claudeには「メモリシステム」があります。会話の中で得た情報を、次回のセッションでも参照できる仕組みです。
メモリは4種類あります。
| 種類 | 用途 |
|---|---|
| user | ユーザーの役割・経歴・知識 |
| feedback | 「こうしてほしい/これはやらないで」のルール |
| project | 進行中の案件・期限・関係者 |
| reference | 外部システムの場所(Linear・Grafana等) |
今回紹介するのはfeedback型です。同じ指摘を繰り返さないための「禁止事項リスト」を作るイメージです。
私が登録している10個のフィードバック記憶
実際に登録している中から、汎用的に使えそうな10個を紹介します。Claude Code を1ヶ月使う中で、何度も指摘した内容を順次メモリ化しました。
1. 番号付き選択肢を提示し、推奨を明記する
複数案を出す時は番号付きで提示し、「推奨:N番」とその理由を1行添える。
なぜ: 「A案・B案・C案」を並べて終わると、結局判断を委ねられて困る。 いつ使う: 何かを選ばせる質問をするときは必ず。
2. 質問は必ず1個ずつ聞く
確認事項が複数あっても、並列で質問しない。1問ずつ回答を待つ。
なぜ: 一度に5問聞かれると、答えるのが面倒で会話が止まる。 いつ使う: 仕様や方針の確認時。
3. タスクの所要時間を実行前に提示
作業着手前に「○分程度」と見積もりを示す。複数案の時は各案に時間目安を添える。
なぜ: 何分かかるか分からない作業を始められると、隙間時間で頼んだ時に困る。 いつ使う: 何かを始める前。
4. コピペさせる文字列はコードブロックで提示
ドメイン名・URL・コマンド等は独立したコードブロックで囲む。
なぜ: インラインコードや太字だと、コピペ時に余計なスペースや装飾が混ざる。 いつ使う: ユーザーに何かを「貼ってほしい」とき。
5. 時間計測は必ず Bash の date で実時刻を取得
「記録します」と返答したら、必ず実時刻を取得する。口だけ返答は禁止。
なぜ: AIは内部で時刻を持っていない。「○時に開始」と勝手に書くと嘘になる。 いつ使う: 時間記録が必要なタスク。
6. 500ターン超過でセッション分割を強く推奨
ターン数500を超えたら「
/clearを推奨」+引き継ぎサマリーを提案。以後100ターンごとに再リマインド。
なぜ: 長すぎるセッションは応答精度が落ちる。早めに区切るほうが結果的に早い。 いつ使う: ターン数を意識する全セッション。
7. 「今から寝ます」=朝まで自走モード
就寝告知があったら判断を委任。不可逆操作以外は自走し、朝に1メッセージで報告。
なぜ: 寝ている間にいちいち確認を取られても答えられない。 いつ使う: ユーザー就寝中。
8. 文章を書くときの5ポイントを守る
①結論先行 ②一文60文字以内 ③根拠に数字 ④誰向けか明確 ⑤最後に自分の思いで締める。
なぜ: これを意識しないと、AIが書く文章は「平均的だけど読まれない」ものになる。 いつ使う: 記事・note・SNSなど、読まれる文章を書くとき。
9. 公開記事に個人情報を書かない
メールアドレス・本名・住所などは絶対にNG。失敗例として書く時も具体値は伏せる。
なぜ: 一度公開した個人情報は完全には消せない。事故ってからでは遅い。 いつ使う: ブログ・X投稿など公開コンテンツ作成時。
10. PowerShellの複合コマンドを使わない
cd PATH; python script.pyのような複合コマンドは確認ダイアログが出る。フルパスでスクリプトを起動するか、Bashツールで実行する。
なぜ: PowerShellは Set-Location 後の追加コマンドを「危険」と判定して止める。 いつ使う: Windows環境でスクリプトを動かすとき。
書き方のコツ:3点セット
フィードバック記憶を効かせるコツは、ルール+なぜ+いつ使うかの3点を必ず書くことです。
ルールだけ書くと「機械的に従う」状態になります。
なぜを書けば、AIは応用が利きます。「番号付きで推奨明記」と覚えていても、「メニューを案内するときは番号が要らない」と判断できるのは、なぜを理解しているからです。
始め方:3ステップ
- 指摘を3回繰り返したら、メモリ化を依頼する:「これメモリに登録して」と言うだけでOK
- 登録内容を週1で振り返る:時間が経つと不要になるルールも出てくる
- 登録は少しずつ、雑に:完璧を目指さず、思いついた時点で追加する
私の場合、最初は3個だけでした。1ヶ月で19個まで増えました。すべて「同じ指摘を3回以上した」ものを順次メモリ化しています。
学んだ3つのこと
- 同じ指摘の繰り返しはAI側の問題ではない:覚えさせる仕組みを使っていないだけです
- ルールには「なぜ」を必ず添える:理由がないルールは応用が効かず、機械的に従われます
- 完璧主義は禁物:思いついたら登録する、合わなければ削除する、それで十分です
もっと深く学ぶなら
記憶させたいルールを思いつくためのコツってある?
「自分が何をされて困るか」を言語化する力 がすべてです。コードの基礎が分かると、Claude のミスに早く気付け、「これ次回からやめて」と的確に登録できます。記憶の質は、気付ける範囲の広さで決まります。
デイトラ は、非エンジニア向けの体系的なオンラインスクールです。Webアプリ開発・Web制作・AIライティング・動画編集まで、副業に直結するコースが揃っています。
フィードバック記憶と基礎学習を組み合わせると、「Claudeに任せきり」から「Claudeを育てる」へ 変わります。1ヶ月後に記憶リストを見返すと、自分の成長も見えてきます。
今後
次は「プロジェクト記憶」を活用したいと思っています。「今こういう案件をやっている」を覚えさせれば、AIからの提案精度がさらに上がるはずです。
メモリ機能はまだ広く知られていません。使えるかどうかで、AIとの会話の質に明確な差が出ます。
最後に:自分の思い
私はAIを使い始めた頃、「Claudeは賢いはずなのに、毎回同じことを伝えないと動いてくれない」と感じていました。記憶がリセットされる仕様だと思っていました。
メモリシステムを知って、考えが変わりました。AIは賢いまま、覚える仕組みも持っている。使わない選択肢はありません。
人間の上司に「番号で出してね」と毎日言わないのと同じです。1度伝えて、覚えてもらう。これが当たり前のはずです。
伝えたいことは1つだけ。
Claudeに同じ指摘を3回した時点で、メモリ化を頼んでください。それだけで、明日からの会話が別物になります。
この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。
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