結論:AIで作った音楽を一括ダウンロード→日付別に自動整理する仕組みを作りました。
- 自分で書いたコードの行数:0行
- 1曲あたりの手作業時間:約1分 → 0秒
- 使った道具:Suno + Chrome MCP + Claude Code
AIに音楽作らせて、それを整理する仕組みも自動化?
そうです。「面倒だな」と思いながら毎日30分かけていた手作業を、ボタン1つに変えました。
「面倒で続かない」を「ボタン1つで終わる」に変えた話です。
何を作ったか
具体的に、何を自動化したの?
ブラウザの「ダウンロード」と「フォルダ整理」の2つです。それぞれをスキル化して、合体技にしました。
AI音楽サービス Suno で作った曲を、ブラウザで一括ダウンロードして日付別フォルダに自動整理する 「2つの組スキル」 を作りました。
- スキル1:Suno曲DL自動化 — ブラウザを開いて、ライブラリから全曲を WAV 形式で一気にダウンロード
- スキル2:Suno音楽整理 — ダウンロードフォルダから WAV を取り出し、
C:/Users/sasak/Desktop/BGM/YYYY.M.D/の形式で日付別フォルダに自動で移動
「スノーDL → スノー整理」と Claude Code に頼むだけで、5分前まで散乱していた何十曲がきれいに片付きます。
なぜ自動化したか
そもそも、なぜ自動化したくなったの?
1日30分の手作業が、毎日続いてたんです。「これ自分でやらなくていいんじゃ?」と気づいた瞬間が始まりでした。
Suno は1日に何十曲も生成できます。
YouTube用のBGMを作るために、毎日 Suno でひたすら音楽生成 → 良かった曲だけダウンロード → 後で使うために整理、を繰り返していました。
問題は 1曲あたりの手作業が多すぎる こと:
- 曲のメニューを開く(クリック)
- 「Download」→「WAV」を選ぶ(クリック×2)
- ダウンロード完了を待つ(10秒)
- ダウンロードフォルダから掘り出す
- 日付付きフォルダに移動
これを 30曲やる = 30分の単純作業。毎日です。
→ 「これ全部 Claude Code に頼めないか?」と思ったのが、自動化のきっかけでした。
30分 × 365日 = 年182時間…?
すごい時間です。自動化前は「単純作業に人生を吸われていた」感覚でした。
使った道具
Chrome MCP って初めて聞いた、何それ?
Anthropic 公式の機能で、ログイン状態のブラウザを私が直接操作できる仕組みです。Suno みたいな有料サービスにも使えます。
| 何 | 採用したもの | わかりやすく言うと |
|---|---|---|
| AI音楽生成 | Suno(有料プラン) | 鼻歌のような短い指示で曲を作るAI |
| ブラウザ自動操作 | Chrome MCP(Claude in Chrome) | Claude Code がブラウザのボタンを勝手に押せる仕組み |
| 自動化の本体 | Claude Code | スキルとして登録、日本語で呼び出せる |
| ファイル整理 | Python の標準機能 | Windows のフォルダ操作 |
私が書いたコードは0行。「こういう作業を自動化したい」と日本語で伝えるだけ。
全体の流れ(パイプライン)
私: 「スノーから曲をDLして」
↓
Claude Code: Chrome MCP でブラウザを開く
↓
Suno のライブラリページに移動
↓
ライブラリの全曲を順番にクリック → WAV ダウンロード
↓
ダウンロード完了を待つ(自動で時間調整)
↓
全曲落ちたら、Suno音楽整理スキルを自動で呼び出し
↓
ダウンロードフォルダから WAV を取り出し
↓
ファイル名と作成時間から「日付」を判定
↓
C:/Users/sasak/Desktop/BGM/2026.5.9/ のような日付別フォルダに自動移動
↓
完了報告:「30曲を 2026.5.9 フォルダに整理しました」
人間がやるのは 「スノーから曲をDLして」と1行打つだけ です。
1行で済むの? 信じられない
スキルとして登録しておけば、日本語1行で呼び出せます。複雑な作業も「キーワード1個」に短縮できます。
詰まったポイント
何が一番難しかった?
ブラウザを自動操作する部分です。便利な反面、暴走したら危険なので慎重に作りました。
1. ブラウザ自動操作のセキュリティ問題
Chrome MCP は 「ログイン状態の Chrome を Claude Code が直接操作できる」 という強力な仕組みです。
便利な反面、間違ったページで暴走したら大事故 になりかねない。
→ Claude Code には「Suno のライブラリページ以外では何もしない」と明示的に伝えるルールにしました。
2. ファイル名の罠
ダウンロードフォルダには、別の用途で作った WAV も混ざっています。「Sunoで作った曲だけ」を見分けるルールが必要です。
Suno からダウンロードされる WAV は、曲タイトルがファイル名になっています。
例:Cozy Night Piano Solo (extended).wav
ところが、「日付タイトル」(例:4.15.wav)の WAV も混ざっていました。これは別の用途で作った曲で、整理対象外です。
→ Claude Code に「Suno らしいタイトルだけグループ化する」ロジックを書いてもらいました:
- 日付っぽいファイル名(
4.15.wav等)は除外 - 同じ時間帯にダウンロードされた WAV をまとめて1グループ化
- Suno の特徴的な単語(
piano,lo-fiなど)が含まれるものだけ対象
3. 日付フォルダの自動命名
「ダウンロードした日」をどう判定するか。
- ファイルの作成日時 → ダウンロード日と一致するので OK
- 形式:
YYYY.M.D(例:2026.5.9)→ ハイフンではなくドット区切り - 既存フォルダがあったら、その中に追加(上書きしない)
→ ファイルの作成日時から 2026.5.9 形式の文字列を生成 → 同名フォルダがあれば追加、なければ新規作成。
4. スキル化して日本語で呼び出せるように
Claude Code の「スキル」とは、よく使う作業手順を .md ファイル化して、日本語1行で呼び出せるようにする機能です。一度作れば永続的に使えます。
Claude Code には 「スキル」 という機能があります。
特定の作業手順を .md ファイルとして登録しておくと、「スノーから曲をDLして」と日本語で呼ぶだけで、自動でその手順が実行されます。
→ 「Suno曲DL自動化」「Suno音楽整理」の2つを別々のスキルにして、片方は呼び出し連鎖でもう片方を呼ぶようにしました。
AIと自分の役割分担
役割分担の比率は?
コード作成は100%私、決断と最終確認は100%さーちさん、というキレイな分担になりました。
Claude Code に丸投げしたこと
- ブラウザ自動操作のスクリプト作成
- WAV ファイルのフィルタリングロジック
- 日付判定と命名規則
- スキルファイル(
.md)の組み立て - エラーハンドリング(ダウンロード失敗時の再試行)
自分でやったこと
- 「自動化したい」の言語化
- Suno の有料プラン契約(月額)
- Chrome MCP の初期設定
- 「ここがおかしい」のフィードバック
学んだ4つのこと
今回の経験で、一番の発見は?
「これ自分でやらなくていい」と気づく瞬間が、自動化のスタートということです。
Suno連携の自動化で学んだ4つのこと:
- ブラウザ操作も AI に任せられる時代 — Chrome MCP × Claude Code の組み合わせは強力
- 「スキル化」は自動化の終着点 — 1回作れば、以降は日本語1行で呼べる
- ファイル整理ロジックは時間情報を活用 — 「同じ時間帯」「同じ日」でグループ化が効く
- 手作業の時間を計算してみる — 月30分 × 12ヶ月 = 6時間。自動化する価値あり
最後に:自分の思い
自動化って、どこから始めればいい?
「これ自分でやらなくていいんじゃ?」と思った瞬間です。それが自動化のタネです。
「これ自分でやらなくていいんじゃない?」と気づいた瞬間が、自動化の始まりだと思います。
毎日30分の手作業を「面倒だな」と思いながらも続けていたのは、自動化できると思っていなかったから でした。
Claude Code に出会って、「これも頼める」「これも頼める」と気づくたびに、見える景色が変わりました。
「自分には作れない」と思っていたものの中には、「ただ知らないだけ」のもの がたくさん隠れていると思います。
もし日々の手作業に「これ何とかならないかな」と感じている瞬間があれば、その瞬間に自動化のタネが眠っています。
この記事も Claude Code に下書きを書いてもらい、5ポイント(結論先行・一文60文字以内・数字・誰向けか明確・自分の思いで締める)を意識した版です。