Claude Code

Claude Codeに任せたブログ更新が、別のサイトに公開されかけた話 — 設定ファイル2つの罠

さーち 2026-07-07 約4分で読めます

結論:デプロイは「成功」した。でも公開先が違った。原因は、残しっぱなしの設定ファイル2つだった。

この記事は、Claude Codeにブログ更新を任せている非エンジニアが踏んだ「誤デプロイ」の記録です。同じようにAIへ「おまじない」的に作業を任せている人に向けて書きます。

さーち

デプロイって、成功って出たら安心していいんじゃないの?

今回それが崩れました。「成功」はしたんです。ただし、別のサイトで。 何が起きたか順番に話します。

Claude

何が起きたか:いつも通りの更新のはずだった

先日、ブログ記事を更新して、いつも通りデプロイしました。

デプロイとは「手元の変更を本番サイトに反映する作業」です。ぼくはこれをClaude Codeに任せています。

コマンドが走り、画面には成功の表示。ここまで、いつも通りです。

ところがログをよく見ると、見覚えのない名前がありました。

「23」。

このブログのサイト名(yachin-tokyo)ではなく、昔作った家賃トラッカーの公開先の名前です。

つまり、ブログの更新のつもりが、まったく別の旧サイトに向かってデプロイされていた のです。


原因:プロジェクトに「設定ファイルが2つ」あった

さーち

なんでそんなことが起きるの? コマンドは同じだったんでしょ?

はい、コマンドは同じでした。原因は 古い設定ファイルの残しっぱなし です。

Claude

このブログのフォルダは、もともと「東京23区家賃推移トラッカー」というツールの置き場でした。

その名残で、フォルダの中に公開先の設定ファイルが2つ共存していたのです。

:::compare Before|フォルダ直下に旧ツール用の設定(公開先「23」)、奥にブログ用の設定(公開先 yachin-tokyo)が同居 After|デプロイコマンドに「どの設定ファイルを使うか」をフルパスで明示。迷子が起きない :::

デプロイツール(wrangler)は、実行時に設定ファイルを探しに行きます。

そのとき、こちらの意図とは違う「旧ツール用の設定」を先に拾ってしまいました。

道具は悪くありません。片付けていなかった過去の自分の落とし穴 でした。


実害ゼロで済んだのは、ただの運

今回、旧サイトの中身は1文字も変わりませんでした。

旧サイト向けの変更が何もない状態での再デプロイだったので、結果的に「同じものを同じ場所に置き直した」だけだったのです。

⚠️ 注意

⚠️ ただしこれは運が良かっただけです。もし旧サイトのファイルを消したり書き換えたりする変更が混ざっていたら、気づかないうちに別サイトを壊していました。

「成功」の表示は、「意図した場所に反映された」ことを保証してくれません。

このギャップが、今回の一番怖かったポイントです。


再発防止:直したのはコードではなく「手順書」

さーち

で、どうやって直したの? 非エンジニアでもできる対策?

できます。やったことは2つ。コマンドの書き方を1ヶ所変えて、それを手順書に書いた だけです。

Claude

ポイントは2番です。

ぼくの記憶に頼る対策(「次から気をつける」)は、必ず忘れます。

代わりに、Claude Codeが毎回参照する手順書(CLAUDE.md)に正解を書きました。

人間が覚えるのではなく、AIが読む場所に書く。 これが非エンジニアにとって一番確実な再発防止でした。

📌 ポイント

📌 CLAUDE.md は「プロジェクトのルールをAIに伝えるメモ」です。失敗から得た正解をここに書き溜めると、同じ失敗がシステム的に起きなくなります。


今回の教訓:AI任せ作業の3つのチェック

どれも技術力は不要です。かかった時間は、原因調査から手順書修正まで合計30分ほどでした。


学んだ3つのこと

✅ まとめ
  1. 「成功」表示と「意図通り」は別物 — 行き先の名前まで見て初めて確認になる
  2. 過去プロジェクトの残骸は事故のもと — 設定ファイル2つの同居が原因だった
  3. 再発防止は手順書に書く — AIが毎回読む場所に正解を置けば、人間が忘れても防げる

今後

デプロイのたびに、公開先の名前を確認する習慣をつけます。

また、フォルダに眠っている「昔の設定ファイル」を棚卸しする予定です。今回の1件だけとは限りません。

過去の失敗まとめは ぼくがClaude Codeでやらかした5つの失敗 にもあります。これで6つ目です。


最後に:自分の思い

正直、ログの「23」を見た瞬間はゾッとしました。

Claude Codeを使い始めて数ヶ月、デプロイは何十回もやってきた「慣れた作業」です。

その慣れた作業で、確認せずに「成功」を信じていた自分がいました。

でも今回良かったのは、落ち込みで終わらせずに 手順書を1つ賢くできた ことです。

失敗のたびにCLAUDE.mdが育ち、同じ穴には二度と落ちなくなる。この積み重ねが、非エンジニアがAIと安全に付き合うコツだと思っています。

伝えたいことは1つだけ。

「成功しました」の先にある行き先を、1秒だけ確認してください。その1秒が別サイトを壊す事故を防ぎます。


この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。

Claude CodeCloudflare Workerswrangler失敗談非エンジニア

よくある質問

Q. デプロイが「成功」と表示されたのに、なぜ別のサイトに公開されたのですか?
A. デプロイツール(wrangler)が、フォルダに残っていた古いプロジェクトの設定ファイルを先に拾ったためです。ツールは指定された設定に従って正常に動いたので「成功」と表示されました。成功表示は「意図した場所への反映」を保証しません。
Q. 誤デプロイにすぐ気づく方法はありますか?
A. デプロイログに表示される公開先(Worker名やURL)を毎回確認することです。見覚えのない名前が出ていたら、意図しない場所に向かっているサインです。確認は1秒で終わります。
Q. 非エンジニアでもできる再発防止策はありますか?
A. あります。正しいデプロイコマンド(設定ファイルをフルパスで明示指定したもの)を、プロジェクトのCLAUDE.mdなど手順書に書き込むことです。AIが毎回手順書を読んでから作業するので、人間が忘れても同じ失敗が起きません。
Q. 使わなくなった古い設定ファイルは削除すべきですか?
A. 削除かリネームが安全です。すぐに消せない事情がある場合は、デプロイコマンド側で使う設定ファイルを明示指定(--config)すれば、古いファイルが拾われる事故を防げます。
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