セキュリティ

AIに入力してはいけない情報リスト——絶対NGな6カテゴリと理由

さーち 2026-06-06 約6分で読めます

結論:他人に見られて困る情報は、AIに入れない。

この記事は、Claude Code を1ヶ月使った非エンジニアが、AIに入力していい情報・ダメな情報の線引きをまとめた記録です。

さーち

「AIに入れちゃダメな情報って、結局どこまで?」

「他人に見られて困るかで判断するのが一番早いです。今日は6カテゴリで整理します。」

Claude

なぜ「入れちゃダメな情報」があるのか

ChatGPT や Claude にデータを送ると、3つのリスクが発生します。

  1. AI 提供元のサーバーにログが残る
  2. プランによっては学習データに使われる
  3. AI のバグや漏洩で外部に出る可能性がゼロではない

特に無料プランや初期設定のまま使う場合、学習に使われる前提で考えるのが安全です。

⚠️ 注意

有料プランでも「ログは一定期間保存される」のが普通です。AI に入れた瞬間、自分のPCの外に出ていると考えてください。


絶対NGの6カテゴリ

ここから6カテゴリを順番に見ていきます。各カテゴリで「NG例」「なぜダメか」「代替策」をセットで書きます。

1. 個人情報(自分・家族・他人)

NG例

なぜダメか

個人情報保護法の対象になります。特に他人の情報を本人の同意なくAIに送るのは、ほぼアウトと考えてください。

代替策

💡 豆知識

私は記事の下書きを AI に直してもらう時、登場人物を全部アルファベット1文字に置き換えてから渡しています。読みにくくなりますが、戻すのは Find & Replace で5秒です。


2. パスワード・APIキー・トークン

NG例

なぜダメか

漏れた瞬間、即不正アクセスにつながります。AI 側のログから流出するリスクは小さくても、ゼロにはなりません

代替策

📌 ポイント

コードを AI に見せる時は、コミット前に「キーが入っていないか」目で1回確認。これだけで事故率が大きく下がります。


3. 社外秘・社内資料・契約書

NG例

なぜダメか

就業規則や秘密保持契約に違反する可能性が高いです。会社の情報を勝手に外部のAIに渡すと、最悪解雇事由になります。

代替策

⚠️ 注意

「これくらい大丈夫だろう」で渡したスライドが、SNSで「○○社の資料がAIから出てきた」と話題になった事例があります。会社員の方は本当に注意してください。


4. 取引先情報

NG例

なぜダメか

取引先との秘密保持契約(NDA)に違反します。信頼関係が壊れるだけでなく、損害賠償の対象になることもあります。

代替策


5. 金融情報

NG例

なぜダメか

金融情報は詐欺・不正利用の標的になります。マイナンバーは法律で取り扱いが厳しく制限されており、AI に渡すのは想定外の利用です。

代替策


6. 未公開情報

NG例

なぜダメか

いずれも刑事罰や損害賠償につながる重い違反です。

代替策


判断に迷ったら:「社内Slackに貼れる?」テスト

6カテゴリを暗記するのは大変です。覚えやすい判断基準を1つ持っておくと楽です。

📌 ポイント

「この情報、会社のSlackや、初対面の人とのチャットに貼れる?」

迷ったら一瞬手が止まる。止まったら入れない。これだけで事故の8割は防げます。

私が使っている判断フローはこうです。


やってしまった時の対処

うっかり入れてしまうことは、誰にでもあります。慌てずに対処すれば、被害は最小限で済みます。

入れたもの 最初にやること
パスワード 今すぐ変更する
APIキー キーを失効・再発行する
クレカ番号 カード会社に連絡して停止
会社の情報 上司・情シスに自己申告する
個人情報 当該の方に謝罪・経緯を説明
✅ まとめ

「黙っていればバレない」と思っても、ログは AI 側に残っています。自己申告した方が、結果的に被害も自分のダメージも小さくなることが多いです。


学んだ3つのこと

  1. AIに送った瞬間、自分のPCの外に出る:戻せない
  2. 「他人に見られて困るか」が一番速い判断軸:6カテゴリより覚えやすい
  3. 置き換える手間を惜しまない:5秒の置き換えが、何十時間の事故対応を防ぐ

今後

AI プロバイダ側のセキュリティは、今後も強化されていきます。それでも「自分の手で入れた情報は、自分の責任」という構造は変わりません。

便利さに慣れるほど、入れていいか考える時間が短くなります。慣れた頃が一番危ない、と自分に言い聞かせています。


最後に:自分の思い

Claude Code を使い始めた最初の数日、私は「コードを直してほしい」と思って、自分のPC内のファイルをそのまま AI に渡そうとしたことがあります。中にメアドや知人の名前がちらっと混ざっていました。

幸い、入れる前に気づきましたが、「便利さに飛びつくと、こういう所で足を踏み外すんだな」と背筋が寒くなった記憶があります。

それ以来、AI に何かを渡す前に「社内Slackに貼れる?」と一瞬だけ考える癖をつけました。たった1秒ですが、この1秒が一番大事だと思っています。

伝えたいことは1つだけ。

AI は便利ですが、入れたものは戻せません。1秒だけ立ち止まる癖を、最初のうちにつけておいてください。


この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。

AIセキュリティ個人情報ChatGPTClaude

よくある質問

Q. AIに入力したデータは学習に使われますか?
A. プランや設定により異なります。無料プランや初期設定のままでは学習に使われる前提で考えるのが安全です。有料プランでも、ログは一定期間保存されるのが一般的です。
Q. 業務でAIを使う場合の安全な方法は?
A. 会社が契約しているエンタープライズ版(Claude Enterprise、ChatGPT Enterprise 等)を使うのが安全です。個人プランで使う場合は、固有名詞・会社名・取引先情報を全て仮名に置き換えてから入力してください。
Q. うっかり個人情報を入力してしまった場合は?
A. 入力した情報の種類によって対応が変わります。パスワードなら即変更、APIキーなら失効・再発行、クレカ番号ならカード会社に連絡、会社情報なら上司や情シスに自己申告。黙っているより自己申告した方が被害は小さくなります。
Q. 簡単な判断基準はありますか?
A. 「この情報、社内Slackや初対面の人とのチャットに貼れるか?」で考えるのが一番速いです。迷ったら一瞬手が止まる、止まったら入れない。これだけで事故の大半は防げます。
続けて読む
← 前の記事
AIの間違い(ハルシネーション)に非エンジニアが気づく3つの方法
次の記事 →
AIに頼んだら一発で出る依頼の書き方——7つのコツ
あわせて読みたい
関連記事
【テストブログ Opus】プロンプトの書き方でAIの回答品質は変わるか—設計図を渡すように頼む4つの技法
#プロンプト#AI活用#ChatGPT
関連記事
【テストブログ Sonnet】プロンプトの書き方でAIの回答品質は変わるか—非エンジニアが見つけた3つのコツ
#プロンプト#AI活用#ChatGPT
関連記事
Claude Code 1ヶ月で変わった非エンジニアの日常——5つの変化
#Claude Code#AI#非エンジニア

コメント

記事への感想・質問・指摘など、お気軽にどうぞ。匿名(ゲスト)でも投稿できます。

← 記事一覧に戻る