結論:AIへの依頼は『役割・前提・形式』の3点を書くと、一発で当たる。
- 「役割」を1行で与える
- 「前提」を3つ書く
- 「形式」を最後に指定する
この記事は、Claude Code を1ヶ月使った非エンジニアが、AIに頼んで「もう一回」が減った7つのコツをまとめた記録です。
「AIに頼んでも、毎回イメージと違う答えが返ってくる…」
「3点だけ揃えれば一発で当たります。今日は7つのコツに分解して説明します。」
なぜ「3点」で精度が変わるのか
AIへの依頼が外れる原因は、ほぼ次の3つです。
- 役割が決まっていない:誰として答えるか不明
- 前提が抜けている:誰向けの答えか不明
- 形式が指定されていない:どう返すか不明
逆に言うと、この3点を埋めるだけで「一発で当たる率」が劇的に上がります。
私の体感では、3点を埋めるとやり直しが半分以下になります。プロンプトを長く書く必要はなく、3点だけ意識すればOKです。
7つのコツを「3点軸」で整理する
これから紹介する7つのコツは、すべて「役割・前提・形式」のどれかに対応しています。
| 軸 | コツ番号 | 内容 |
|---|---|---|
| 役割 | ① | 役割を与える |
| 前提 | ②③ | 立場・目的を伝える |
| 形式 | ④⑤⑥ | 形式・量・例を指定する |
| 反復 | ⑦ | 段階に分けて返事をもらう |
それぞれ「ダメな例」「良い例」セットで見ていきます。
コツ①:役割を与える【役割】
ダメな例
子どもへのお金の教え方を教えて
良い例
あなたはファイナンシャルプランナーです。子どもへのお金の教え方を教えてください。
最初に「あなたは○○です」と1行入れるだけで、AIはその立場の視点で答えを組み立て直します。
迷ったら「あなたは○○の専門家です」で十分です。専門家じゃなくても「先生」「親友」「編集者」など、立場を1つ決めるだけで精度が上がります。
コツ②:自分の立場を伝える【前提】
ダメな例
Reactでログイン画面の作り方を教えて
良い例
私は非エンジニアで、HTML/CSSしかわかりません。 Reactでログイン画面の作り方を教えてください。
「私は○○です」を1行入れると、AIは専門用語を減らし、前提から説明し直します。
非エンジニアにとってこの1行は本当に効果が大きいです。
コツ③:目的を明示する【前提】
ダメな例
ブログの記事を書いて
良い例
ブログ初心者の読者が「自分にもできそう」と思える ブログ記事を書いてください。
「何のために」を伝えると、AIはその目的に合った言葉選びをします。
目的が抜けると、AIは無難な一般論を返してきます。これがやり直しの一番の原因です。
コツ④:出力形式を指定する【形式】
ダメな例
副業のアイデアを教えて
良い例
副業のアイデアを 表形式で5案 教えてください。 列は「アイデア・初期費用・必要スキル・月収目安」 にしてください。
「表で/箇条書きで/3案で/JSON で」など、返してほしい形を最初に指定します。
私は資料作りで使う時、必ず「Markdown の表で」と指定します。そのままドキュメントに貼れて編集が楽です。
コツ⑤:文字数・難易度を指定する【形式】
ダメな例
AIの仕組みを説明して
良い例
AIの仕組みを 中学生でもわかる言葉で、150字以内 で説明してください。
「誰に・どれくらい」を指定すると、AIは説明の粒度を変えてくれます。
| 指定する量 | 効果 |
|---|---|
| 「100字以内」 | 要点だけに圧縮される |
| 「800字程度」 | 例を交えて丁寧に説明される |
| 「中学生でもわかる」 | 専門用語が消える |
| 「専門家向けに」 | 用語が増え、抽象度が上がる |
コツ⑥:例を見せる【形式】
ダメな例
商品のキャッチコピーを考えて
良い例
商品のキャッチコピーを考えてください。
理想の例:「3分で、家族の朝が変わる。」 避けたい例:「最高の商品です!」
理想例と避けたい例の両方を1つずつ見せると、AIは精度が劇的に上がります。
「こういう感じで」「こういうのは避けて」の2行を足すだけです。
良い例しか見せないより、悪い例も見せた方が当たります。ダメな方向の地雷をAIが避けてくれるからです。
コツ⑦:段階に分けて返事をもらう【反復】
ダメな例
副業のサービスサイトを作りたいので、デザインからコーディングまで全部やって
良い例
副業のサービスサイトを作りたいです。
まず、サイトの構成案を3つ提案してください。 私が1つ選んだら、次のステップに進みます。
複雑な依頼は段階を切るほうが、結果として早く・正確になります。
「全部一気に頼む」より「会話のキャッチボール」の方が、AIは本領を発揮します。
3点が揃った依頼テンプレート
7つのコツを覚えるのが大変なら、この型を1つ覚えるだけでOKです。
【役割】あなたは○○の専門家です。
【前提】私は○○で、○○のために、これを必要としています。
【形式】○○形式で、○○字以内で、こういう感じで返してください。
【本題】○○について教えてください。
この4行を埋めるだけで、ほぼ一発で当たります。
学んだ3つのこと
- 長く書くより、3点を埋める:プロンプトは長さじゃない
- 「私は非エンジニア」の1行が一番効く:前提を1行入れるだけで世界が変わる
- 段階に分けると速くなる:全部一気に頼むのは逆効果
今後
プロンプトのコツは、本やネットで「100の技」が紹介されていますが、「役割・前提・形式」の3点だけ覚えればほぼ事足ります。
技を覚えるより、3点を埋める癖を1週間続けてみてください。AIとの会話がガラッと変わります。
最後に:自分の思い
Claude Code を使い始めた最初の頃、私は「こんな感じでお願い」と一言だけ書いて、毎回イメージと違う答えに「もう一回」を繰り返していました。
ある日、試しに「私は非エンジニアで、HTML しかわかりません」の1行を最初に足してみたら、返ってくる答えが急に自分の言葉になりました。
その瞬間、「AIに伝わってなかったんじゃなくて、私が伝えてなかったんだ」と気づきました。
伝えたいことは1つだけ。
プロンプトの上達は、難しい技を覚えることじゃありません。「役割・前提・形式」の3点を埋める習慣を作るだけです。
この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。
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