AI活用

AIに頼んだら一発で出る依頼の書き方——7つのコツ

さーち 2026-06-09 約5分で読めます

結論:AIへの依頼は『役割・前提・形式』の3点を書くと、一発で当たる。

この記事は、Claude Code を1ヶ月使った非エンジニアが、AIに頼んで「もう一回」が減った7つのコツをまとめた記録です。

さーち

「AIに頼んでも、毎回イメージと違う答えが返ってくる…」

「3点だけ揃えれば一発で当たります。今日は7つのコツに分解して説明します。」

Claude

なぜ「3点」で精度が変わるのか

AIへの依頼が外れる原因は、ほぼ次の3つです。

  1. 役割が決まっていない:誰として答えるか不明
  2. 前提が抜けている:誰向けの答えか不明
  3. 形式が指定されていない:どう返すか不明

逆に言うと、この3点を埋めるだけで「一発で当たる率」が劇的に上がります

💡 豆知識

私の体感では、3点を埋めるとやり直しが半分以下になります。プロンプトを長く書く必要はなく、3点だけ意識すればOKです。


7つのコツを「3点軸」で整理する

これから紹介する7つのコツは、すべて「役割・前提・形式」のどれかに対応しています。

コツ番号 内容
役割 役割を与える
前提 ②③ 立場・目的を伝える
形式 ④⑤⑥ 形式・量・例を指定する
反復 段階に分けて返事をもらう

それぞれ「ダメな例」「良い例」セットで見ていきます。


コツ①:役割を与える【役割】

ダメな例

子どもへのお金の教え方を教えて

良い例

あなたはファイナンシャルプランナーです。子どもへのお金の教え方を教えてください。

最初に「あなたは○○です」と1行入れるだけで、AIはその立場の視点で答えを組み立て直します

📌 ポイント

迷ったら「あなたは○○の専門家です」で十分です。専門家じゃなくても「先生」「親友」「編集者」など、立場を1つ決めるだけで精度が上がります。


コツ②:自分の立場を伝える【前提】

ダメな例

Reactでログイン画面の作り方を教えて

良い例

私は非エンジニアで、HTML/CSSしかわかりません。 Reactでログイン画面の作り方を教えてください。

「私は○○です」を1行入れると、AIは専門用語を減らし、前提から説明し直します

非エンジニアにとってこの1行は本当に効果が大きいです。


コツ③:目的を明示する【前提】

ダメな例

ブログの記事を書いて

良い例

ブログ初心者の読者が「自分にもできそう」と思える ブログ記事を書いてください。

何のために」を伝えると、AIはその目的に合った言葉選びをします

⚠️ 注意

目的が抜けると、AIは無難な一般論を返してきます。これがやり直しの一番の原因です。


コツ④:出力形式を指定する【形式】

ダメな例

副業のアイデアを教えて

良い例

副業のアイデアを 表形式で5案 教えてください。 列は「アイデア・初期費用・必要スキル・月収目安」 にしてください。

「表で/箇条書きで/3案で/JSON で」など、返してほしい形を最初に指定します。

💡 豆知識

私は資料作りで使う時、必ず「Markdown の表で」と指定します。そのままドキュメントに貼れて編集が楽です。


コツ⑤:文字数・難易度を指定する【形式】

ダメな例

AIの仕組みを説明して

良い例

AIの仕組みを 中学生でもわかる言葉で、150字以内 で説明してください。

誰に・どれくらい」を指定すると、AIは説明の粒度を変えてくれます。

指定する量 効果
「100字以内」 要点だけに圧縮される
「800字程度」 例を交えて丁寧に説明される
「中学生でもわかる」 専門用語が消える
「専門家向けに」 用語が増え、抽象度が上がる

コツ⑥:例を見せる【形式】

ダメな例

商品のキャッチコピーを考えて

良い例

商品のキャッチコピーを考えてください。

理想の例:「3分で、家族の朝が変わる。」 避けたい例:「最高の商品です!」

理想例と避けたい例の両方を1つずつ見せると、AIは精度が劇的に上がります。

「こういう感じで」「こういうのは避けて」の2行を足すだけです。

📌 ポイント

良い例しか見せないより、悪い例も見せた方が当たります。ダメな方向の地雷をAIが避けてくれるからです。


コツ⑦:段階に分けて返事をもらう【反復】

ダメな例

副業のサービスサイトを作りたいので、デザインからコーディングまで全部やって

良い例

副業のサービスサイトを作りたいです。

まず、サイトの構成案を3つ提案してください。 私が1つ選んだら、次のステップに進みます。

複雑な依頼は段階を切るほうが、結果として早く・正確になります。

「全部一気に頼む」より「会話のキャッチボール」の方が、AIは本領を発揮します。


3点が揃った依頼テンプレート

7つのコツを覚えるのが大変なら、この型を1つ覚えるだけでOKです。

✅ まとめ

【役割】あなたは○○の専門家です。

【前提】私は○○で、○○のために、これを必要としています。

【形式】○○形式で、○○字以内で、こういう感じで返してください。

【本題】○○について教えてください。

この4行を埋めるだけで、ほぼ一発で当たります。


学んだ3つのこと

  1. 長く書くより、3点を埋める:プロンプトは長さじゃない
  2. 「私は非エンジニア」の1行が一番効く:前提を1行入れるだけで世界が変わる
  3. 段階に分けると速くなる:全部一気に頼むのは逆効果

今後

プロンプトのコツは、本やネットで「100の技」が紹介されていますが、「役割・前提・形式」の3点だけ覚えればほぼ事足ります

技を覚えるより、3点を埋める癖を1週間続けてみてください。AIとの会話がガラッと変わります。


最後に:自分の思い

Claude Code を使い始めた最初の頃、私は「こんな感じでお願い」と一言だけ書いて、毎回イメージと違う答えに「もう一回」を繰り返していました。

ある日、試しに「私は非エンジニアで、HTML しかわかりません」の1行を最初に足してみたら、返ってくる答えが急に自分の言葉になりました。

その瞬間、「AIに伝わってなかったんじゃなくて、私が伝えてなかったんだ」と気づきました。

伝えたいことは1つだけ。

プロンプトの上達は、難しい技を覚えることじゃありません。「役割・前提・形式」の3点を埋める習慣を作るだけです。


この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。

AIClaudeChatGPTプロンプト仕事術

よくある質問

Q. プロンプトは長く書いた方がいいですか?
A. 長さは関係ありません。『役割・前提・形式』の3点が埋まっていれば、短くても一発で当たります。逆に3点が抜けたまま長く書いても、外れる確率は変わりません。
Q. 毎回テンプレを書くのは面倒です
A. テンプレを1つ用意してコピペで使うのが楽です。記事内の『3点が揃った依頼テンプレート』を保存しておき、本題だけ書き換えて使ってください。慣れれば1〜2分で埋まります。
Q. ChatGPT と Claude でコツは違いますか?
A. ほぼ同じです。両方とも『役割・前提・形式』の3点に反応します。違いが出るのは、Claude の方が日本語の細かいニュアンスを汲みやすい、ChatGPT の方が短文での雑談に強い、といった傾向の差です。
Q. プロンプトの本やコースを買うべきですか?
A. 最初は不要です。『役割・前提・形式』の3点を1週間意識するだけで、無料で大きく改善できます。それでも物足りなければ、特定の業務(マーケ・コーディング等)に特化した本を検討してください。
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