結論:プロンプトに「型」を当てはめるだけで、AIの回答精度は大きく変わります。10パターンを覚えると「何度頼んでも欲しい答えが返ってこない」がほぼなくなります。
- 型を使う前後で再指示の回数:平均3回 → 1回
- 覚えるパターン数:10(1日1つ試せば10日で全部使える)
- 必要なスキル:プログラミング不要、日本語入力だけ
AIに頼んでも何か違う。何度言っても欲しい答えが来ない。自分の指示が悪いのかな?
指示の構造を変えるだけで、同じAIが全く違う回答を返します。「何を」「どう」頼むかの「型」があります。この記事ではぼくが実際に使っている10パターンを具体例付きで全部公開します。
「AIって使いこなせない人向けではない?」と思っているなら、この記事が参考になります。
この記事で紹介する10の型
型1:役割指定型
「あなたは〇〇の専門家です」と最初に言う
:::compare ❌ 改善前:ブログ記事を書いてください
✅ 改善後:あなたはSEOとブログ運営の専門家です。非エンジニアの初心者が読むブログ記事を書いてください :::
最初の1文で「何者として答えるか」を決めます。AIは役割を与えると、その立場から一貫した回答を返します。
📌 役割は「〇〇の専門家」だけでなく「〇〇を3年経験したライター」のように具体的にするほど効果が上がります。
型2:背景先行型
「なぜこれが必要か」から書く
:::compare ❌ 改善前:メールの文章を作ってください
✅ 改善後:背景:先月の打ち合わせで検討中だった件の返答です。相手は50代の上司で、丁寧だが要点が伝わる文章を好みます。目的:来週の会議に先方を招く日程調整をしたい。このメールを作ってください :::
「何を作るか」より「なぜ作るか」を先に伝えると、AIが文脈に合わせた回答を返します。
型3:箇条書き渡し型
長い文章より箇条書きで情報を渡す
:::compare ❌ 改善前:私は今月の家計を見直したくて、食費が多いと思っていて、外食が週3回くらいで、あと光熱費も上がっていて困っています。何かアドバイスをください
✅ 改善後:家計を見直したい。状況は以下です。 - 食費:月4万円(外食週3回含む) - 光熱費:前月比15%増 - 目標:来月から月2万削減したい このデータを元に、優先順位付きで改善策を3つ提案してください :::
箇条書きにすると、AIが情報を取りこぼさずに処理します。長文を渡すより回答精度が上がります。
型4:出力形式型
「どんな形で返してほしいか」を先に指定する
:::compare ❌ 改善前:競合サービスと比較してください
✅ 改善後:競合サービスと比較してください。出力は「サービス名|価格|強み|弱み」の表形式で5行以内でまとめてください :::
形式を先に言うだけで、コピペして使える状態の回答が返ってきます。
💡 使える形式の指定例:表形式 / 箇条書き3点 / 200文字以内 / マークダウン / Q&A形式 / 手順書形式
型5:制約付き型
「〜しないで」「〜だけで」と条件を絞る
:::compare ❌ 改善前:この文章を改善してください
✅ 改善後:この文章を改善してください。ただし、元の意図と構成は変えないでください。一文を60文字以内に短くすることだけを変更してください :::
制約を付けると「やりすぎ」を防げます。AIは何も言わないと「できる限り全部改善」しようとするため、意図しない変更が増えます。
型6:例示先行型
「例えばこれみたいな」と1つ見せてから頼む
:::compare ❌ 改善前:キャッチコピーを作ってください
✅ 改善後:キャッチコピーを作ってください。例えば「3分でできる、一生使えるスキル」のようなテンポと短さを意識した案を5つ出してください :::
例を1つ見せるだけで、AIがトーン・長さ・スタイルを掴みます。「イメージが伝わらない」の大半はこれで解決します。
型7:段階分割型
一度に全部頼まず「まず〇〇だけ」と分割する
:::compare ❌ 改善前:企画書を作ってください
✅ 改善後:(ステップ1)まず企画書の構成案だけを箇条書きで出してください。本文はまだ書かないでください (確認後) (ステップ2)1章の「背景と課題」を300文字で書いてください :::
一気に頼むと長くなるほど後半がぶれます。「まず〇〇だけ」と分割して確認しながら進めると、最終的な完成度が上がります。
📌 目安:1000文字以上の成果物 / 複数工程が絡む作業 / 初めて頼む種類のタスク → 段階分割を使う
型8:期待値型
「こういう回答を期待しています」とゴールを先に言う
:::compare ❌ 改善前:この提案の問題点を教えてください
✅ 改善後:この提案の問題点を教えてください。「よい点2つ・改善点3つ・最優先で直すべき1点」の構成で返してください。批判より改善提案を重視した内容を期待しています :::
「期待している回答のスタイル」を明示すると、AIが軌道修正せずに一発で近い答えを返します。
型9:改善依頼型
「これをこうして。理由も添えて」と改訂を頼む
:::compare ❌ 改善前:もっとよくしてください
✅ 改善後:以下の文章を「読み手が行動を起こしやすい」方向に書き直してください。変更箇所ごとに「なぜそう変えたか」を1行添えてください :::
理由を添えさせると2つ効果があります。AIが適当な変更をしにくくなること。変更内容を自分で判断できること。
型10:確認先行型
「着手前に手順を確認して」と事前確認させる
:::compare ❌ 改善前:このPythonスクリプトを修正してください
✅ 改善後:このPythonスクリプトを修正してください。ただし、修正に着手する前に「何を・どの順番で・何を変えないか」を箇条書きで確認してください。確認後、OKをもらってから作業してください :::
着手前に確認を挟むことで「意図しない変更」「やり直しの手間」を防げます。
10パターンの選び方ガイド
10パターンを学んで気づいたこと
✅ 「AIが使えない」のではなく「型を知らなかっただけ」のことが多い
✅ 10型のうち3〜4型だけ覚えれば、日常の8割は対応できる
✅ 型は組み合わせられる(役割指定+出力形式+制約付き など)
✅ 型を使うと「何を変えたら改善するか」が自分で判断できるようになる
もっと深く学ぶなら
10パターン覚えたあと、次の一歩はどう踏み出せばいい?
3冊だけ厳選しました。「入門」「実践」「次のステップ」の階段で並べています。
入門:そもそもプロンプトの基本を体系的に知る
タイトル通り、プログラミング知識ゼロの人を想定して書かれた1冊です。10の型を覚えたあと「なぜこれが効くのか」を体系的に理解したい人に向いています。
実践:仕事のシーンに直結したプロンプト集
仕事のシーン別に「より深く正しい回答を得る」プロンプトをまとめた1冊です。型を覚えたあと、具体的な業務にどう当てはめるかを学びたい人に向いています。
次のステップ:自分専用のAIを作る
毎回同じ種類の指示を書くなら、自分専用のGPTを作るのが次の一手です。型を組み合わせた「テンプレートプロンプト」をGPTsに仕込めば、1行から呼び出せます。
今後
この10パターンを使い込むと、次のステップが見えてきます。「自分の業務に合わせた型のカスタマイズ」です。
例えば、毎週同じ種類の文章を作るなら、型を組み合わせた「テンプレートプロンプト」を1つ作っておくと、毎回1行から始められます。
次回は「業種別プロンプトテンプレート集」を記事にする予定です。
最後に:自分の思い
「AIを使いこなせている人と自分の差は何だろう」と思っていました。
実際には差はスキルではなく、「型を知っているかどうか」だけでした。
伝えたいことは1つだけ。
「プロンプトが下手なのではなく、型を知らなかっただけ」です。今日から1型ずつ試してみてください。
この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。
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コメント
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