結論:非エンジニアでも、Claude Codeと組めばAmazonの公式APIを実務に使える。
- 利用申請は一度却下。そこから承認まで24日
- Claude Codeが書いたPythonは723行。ぼくが書いたコードは0行
- 今は「ガチャを回す.bat」をダブルクリックするだけ
この記事は、Amazon物販を副業にしている非エンジニアが、納品作業を自動化した記録です。「APIなんてエンジニアの世界の話」と思っている人に向けて書きます。
タイトルの「倉庫ガチャ」って何? Amazonと関係あるの?
Amazonに商品を送るとき、送り先の倉庫は選べません。 毎回Amazon側が指定します。つまり運ゲー。だから「ガチャ」です。
Amazonの納品倉庫は選べない
Amazonには、商品を倉庫に預けると発送まで全部やってくれる仕組みがあります(FBAと呼びます)。
商品を倉庫に送る作業が「納品」です。
このとき、どの倉庫に送るかはAmazonがその場で指定します。
指定は毎回変わります。送りやすい倉庫のときもあれば、そうでないときもある。
そして納品プランを作り直すと、指定される倉庫が変わることがあります。
💡 つまり「気に入らなければ引き直せるガチャ」と同じ構造です。ただし手作業だと、プラン作成→倉庫確認→削除→作り直しの繰り返し。地味に時間を食います。
この「引き直し」を自動でやってくれるのが、今回作った倉庫ガチャツールです。
公式API、一度落ちました
Amazonには公式のAPI(プログラムから操作できる窓口)があります。
ただし使うには利用申請が必要で、これが普通に落ちます。
- 6月9日:申請 → 却下
- Claude Codeと敗因を分析。セキュリティ体制の説明が弱いと見て、文書を2つ作成
- 作ったのは「インシデント対応計画書」と「パスワードポリシー」
- 7月3日:再申請 → その日のうちに承認
却下から承認まで24日。書類はぜんぶClaude Codeとの合作です。
💡 申請でこだわったのは「個人情報を扱う権限を1つも申請しない」こと。権限は必要最小限の5つに絞りました。万一の事故でも、被害を小さくするためです。
承認されたのに「Unauthorized」
承認された直後、さっそくAPIを叩いてみました。
返ってきたのは 「Unauthorized(権限がありません)」。
承認されたのに、権限がない。意味がわかりません。
アプリを承認し直したり、認証をやり直したり。何をしても直りませんでした。
正解は、「何もせず待つ」 でした。
権限の反映には最大1日かかる。それだけのことでした。丸1日待ったら、嘘のように通りました。
⚠️ 承認や設定変更の直後のエラーは「壊れている」とは限りません。まず24時間待つ。ぼくはこれを知らずに、承認し直しのループに入りかけました。
翌7月4日、納品プランの作成から倉庫の確定まで、初めて通しで成功。このときの納品手数料は0円でした。
エラーが出るたび、ツールが賢くなる
その後、実際の商品で回すと新しいエラーが出ました。代表は2つです。
1つ目:梱包情報が未登録の商品は、プラン作成自体を拒否される。
2つ目:「梱包を誰がやるか」の設定に、商品ごとに違う正解がある。
どちらも、ぼくがやったことは同じです。
エラー画面の文字を、そのままClaude Codeに貼る
コピペだけ
原因の説明と修正案が返ってくる
日本語で
「それでお願いします」と答える
判断はぼく
次から同じエラーは自動で処理される
ツールが賢くなる
エラーのたびにツールが対応を1つ覚えて、少しずつ強くなっていく。
気づけばPythonのプログラムは723行になっていました。ぼくが書いたのは0行です。
倉庫ガチャの設計:あえて全部は自動化しない
ツールのルールは、ぼくが決めました。
- 「当たり」の倉庫を3つだけ登録しておく(納品しやすい倉庫)
- ガチャの引き直しは最大2回まで
- 当たりが出ても自動で確定しない
- 当たりが出たら、ハズレのプランは自動で片付ける
- 2回ともハズレなら、妥協するか明日にするかはぼくが決める
せっかく自動化したのに、確定まで自動にしないのはなんで?
お金と在庫が動くボタンだからです。最後の確定だけは、人間の仕事として残しました。
引き直しを2回までにしたのは、不自然な操作の連発に見えないようにするためです。
自動化は「全部任せる」ことではありませんでした。「人間が決める場所を決める」ことでした。
今は、ダブルクリック1回
仕上げに、Claude Codeに「ダブルクリックで動くファイル」を作ってもらいました。
承認から3日後には、Claude Codeを開かずに、ぼく1人で回せるようになりました。
商品を替えて、連続でガチャを回すこともできます。
学んだ3つのこと
✅ 公式APIは「エンジニア専用」ではなかった。書類も申請もエラー対応も、Claude Codeと一緒なら届く
✅ エラーは敵ではなく教材。ログを貼るたびに、ツールが1つ賢くなる
✅ 自動化の肝は「人間が決める場所」を残すこと。お金と在庫が動くボタンは渡さない
今後
次の目標は、仕入れ判断のリサーチまで自動化することです。
相場データのAPI(Keepa)との組み合わせを準備中です。
「何を仕入れるか」から「どの倉庫に送るか」まで、ダブルクリック数回で終わる世界が目標です。
最後に:自分の思い
「API」という言葉は、ぼくにとって長いあいだ、エンジニアの世界の専門用語でした。
一度却下されたときは、「ほら、やっぱり無理だった」と思いました。
でも、書類を作り直して、エラーを1つずつ潰して。
気づいたら、黒い画面でガチャを回して、当たりの倉庫に商品を送っていました。
伝えたいことは1つだけ。
「エンジニアじゃないから無理」の線は、自分で思っているより、ずっと手前に引いてしまっている。
この記事も Claude Code に書いてもらいました。「結論先行・一文60文字以内・数字を使う・誰向けか明確・自分の思いで締める」の5点を意識した版です。
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